令和5年12月定例会。一般質問を行いました。

令和5年(2023年)11月28日より、令和5年12月定例会が始まりました。

11月29日から3日間は一般質問(各定例会において、議員が市の施策の状況や方針などについて、報告、説明を求めたり質問することを一般質問といいます。)が行われました。小平市では、議員1人につき60分の持ち時間があり、その中で、質問と市長や教育長からの答弁、再質問とそれに対する答弁を行います。

本定例会において私は、①小平市のデータ戦略について問う、②AI時代の教育について問う、というタイトルで2件の質問を行いました。

小平市のデータ戦略について問う!

デジタル技術の急速な進展・高度化が進み、多種多様かつ大量のデータを効率的、効果的に収集・保有・分析・活用することが容易となりました。 行政が有するデータの活用により、データ駆動型の予測分析や意思決定による行政の高度化・効率化・透明性の向上、市民参加・官民共創での新たなサービスの創出等を通じた地域課題の解決、新規ビジネスの誘発をはじめとする地域経済の活性化等、さまざまな効果が期待されます。行政が有するデータの適切な公開や利活用等、更なる取組を推進すべきと考え、1件目の小平市のデータ戦略についての質問しました。

自治体標準オープンデータセットをベースとしたデータ整備事業の取り組み状況は。

19のデータセットについて東京都に提出した。今後、整備後のデータ確認作業を経て、データ利活用推進のため、提供者と利用者をつなぐ基盤である東京都データプラットフォーム上で公開される見通し。

BI(ビジネス・インテリジェンス)ツール等を活用したデータ分析や可視化についての小平市の取り組みは。

BIツールは、データの可視化や分析、活用により、経営上の意思決定や課題解決等を支援するツールと捉えている。現時点ではBIツール等の活用の予定はないが、先進自治体の事例等の把握に努め、研究していく。


AI時代の教育について問う!

AI(人工知能)やビッグデータ、ロボティクス等の急速な技術の進展により、さまざまな分野において大きな変化が起きています。 教育においても、ICT(情報通信技術)やデジタル技術の活用が導入・拡大期を経て普及期を迎え、新たな授業スタイルへの転換など、こどもたちの学びのあり方が大きく変わりつつあります。
またこの1年で急速に普及が進んだGPT等の生成AIをはじめ、AIを活用した働き方改革等の事例が多く報告されるようになりました。 教育においても、文部科学省により、生成AIの利用に関するガイドラインが公開されたのを踏まえ、AI活用の機運が高まりつつあります。 情報活用能力の育成やプログラミング教育等をはじめ、デジタル社会・AI時代に求められる教育を、より一層推進すべきと考え、2件目の質問を行いました。

教育・校務等での生成AIの活用について、プロジェクトチームを編成した研究等、積極的な取組が必要であると考えるが、見解は。

教育委員会や学校における活用実績を積み重ねることが重要であると認識している。市立小・中学校の管理職や情報教育推進委員とともに、生成AIの効果的な活用方法を研究していく。

EdTech (エドテック: Education(教育)とTechnology(技術)を組み合わせた造語。テクノロジーを用いて教育を支援する仕組みやサービス) の取り組み状況と今後の方針は。

全ての市立小・中学校において、授業支援システムを取り入れ、授業の中で動画やスライド等のAIドリルを含むデジタル教材を活用している。今後は、CBT(コンピュータ・ベースド・テスティング: コンピュータを使った試験方式)、校務支援システムなどを利用し、より一層の学びの個別最適化や校務の効率化などにつなげていく。


写真をクリックすると、小平市議会のWebサイトに移動します。議会中継(一般質問のフル動画)をご覧いただけます

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